モンテーニュの『エセー』をめぐる冒険

ぼくは現在、図書館で借りてきた関根秀雄訳の『随想録』(エセー)三巻を読破しようともくろんでいる。しかし、一文、一文が名言で引用がラテン文学が主なので辟易してしまう。そこで助っ人として羅針盤として保刈瑞穂先生がお書きになった『モンテーニュの書斎『エセー』を読む』を再読している。モンテーニュは政治家・市長・裁判に携わる仕事に就いてそしてある日突然、ひきこもりになって『随想録』(エセー)を書くことに没頭した。私とはなにか?と言う問いが深堀りし過ぎて人間とはなにか?というモラリスト的問いに発展していく。旅にでたり、鬱で苦しんだり。波乱万丈な生涯が肩の力を抜いたエッセー形式で書かれている。人生に迷った時の処方箋になるはずだ。

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