2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

フルトヴェングラー生誕80周年記念放送(旧東ドイツ放送局、1966年1月25日)ブルックナー交響曲第9番ニ短調(原典版)を聴いて

唸るようなオーケストラレーションに度肝を抜かれました。そして、テンポはかなりゆったりめで緊張感がみなぎる演奏だと思いました。私の感覚ではフルトヴェングラーはかなり大胆な演奏をする指揮者だと思っていましたが、これほどまで細やかで繊細なブルッ…

ベートーヴェンの悲愴ソナタ

ぼくはを30過ぎからやりはじめたんですが、ハノンばかりやっています。スケールれんしゅうもやっているにはやっているのですが、まだまだ、ピアノを歌わせて弾くことができません。やりたい曲があって、それがベートーヴェンの悲愴ソナタの第二楽章なんです…

平均率クラヴィーア曲集を嗜む

グレン・グールドのバッハは芸術のひとつの巨峰なのではないでしょうか?市立図書館でバッハの平均律クラヴィーア曲集を借りてきました。あとは大きな山と言ったら、リヒテルの演奏が幻想的でずば抜けています。指揮者で作曲家であらせられる徳岡直樹さんや…

スピノザの『エチカ』を読んで

スピノザの『エチカ』という本を読みました。前半は神について書かれており、後半に従っていくにつれて感情論のお話になっています。哲学YouTuberネオ高等遊民さんが解説動画を出してくれてたので読解に助かりました。前半の神については第一部の附録を読む…