恋愛哲学者モーツァルト

最近、モーツァルトのオペラを聴くことがマイブームになっている。特に『フィガロの結婚』と『ドン・ジョヴァンニ』をよく聴くようにしている。村上春樹の『騎士団長殺し』のなかで『ドン・ジョヴァンニ』の騎士団長が重要な役わりをはたしている。オペラやクラシックは市立図書館で借りてきている。我が町の図書館はクラシック音楽が充実しており、圧倒される量をほこっている。

オペラは日本の伝統芸能である能楽と歌舞伎と似たところがありぼくは能楽にわかファンなのだが、オペラは聴いているとオペラのストーリーがじわりじわりとわかってくる。映画についで総合芸術だと思っている。『フィガロの結婚』は今日、図書館でDVDとCDをかりた。3時間もかかるのでじっくり味わって聴いていきたい。リブレットはイタリア語で閉口してしまったが、あらすじだけでも頭にいれておきたい。『フィガロの結婚』は指揮者がカール・ベームとなっておりいぶし銀の音を奏でている。『ドン・ジョヴァンニ』は新進気鋭の指揮者テオドール・クルレンティスで音が速く走っている。それでいて音の粒のひとつひとつが輝きはなっている。

オペラをCDで聴く前にDVDで鑑賞することをおすすめする。モーツァルトはイタリア語でオペラ『フィガロの結婚』と『ドン・ジョヴァンニ』を書いているので情景がうかびにくい。それから、キャラが立っているので混乱はあまりないと思うが、登場人物が多いので映像で観て把握したほうがいい。